実績紹介
Actual Introduction
Actual Introduction
施工前の冷温水発生器
施工後の冷温水発生器。施工前に比べ、配管が整然と配置されています
ソニックシティホール外観
施設内の系統別に冷温水を分配するヘッダー
更新した温水ヒーター。真空に近い状態で温水を生成する装置
冷温水発生器で一度温められた冷却水を再び冷やすためのクーリングタワー(冷却塔)。安定して放熱できるよう、放出口は建物の外側付近まで延伸されています
夏場の空調負荷に備え、新設された空冷ヒートポンプモジュールチラー。夜間に蓄熱して、日中の空調使用による電力使用量を抑えることができます
楽屋の天井に設置されたファンコイル
楽屋前室に設置されたファンコイル
ソニックシティホールの熱源大規模リノベーションのご感想を埼玉県産業文化センター総務企画部施設担当部長の荻原洋平様に伺いました。
―工事を必要とした理由やきっかけは
昭和63年に竣工して30年以上経過し、設備が経年劣化していました。そのために大規模改修工事が必要となり、熱源設備も改修する必要が出てきました。
―工事をするにあたって心配した点は
大規模改修工事の受注者が工種ごとに分かれていたため、その調整がうまくいくか懸念していました。また、改修後の開館スケジュールが決まっていたので、13か月という期間内に工事が完了することが絶対条件であり、遅れが許されない状況に気をもんでいました。
―工事で満足していただけた点は
他の受注者とも連携しスムーズな工事をしてもらえたことに満足しています。
―リノベーションされた施設を使ったご感想は
熱源機器を入れた機械室内の配管が、以前より整然と配置されたことで、室内が明るく見通し良くなりました。そのおかげで、作業の効率がよくなり、機器の表示も見やすくなりました。
施設の電力使用量が契約電力を超過しそうな場合、ガスを使った冷温水発生器に切り替えることで電力超過を抑えることができます。各機器の効率が向上したこともあり、施工前に比べ、契約電力は約1割削減できています。